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売上高「4割減」スポーツクラブ大手

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新型コロナによる影響は、大きく2020年4~12月期の決算が出ました。
コナミスポーツ、営業赤字が83億円、ティップネスが46億円、ルネサンスが33億円、セントラルスポーツが29億円の赤字を計上。

なぜ、こんなにも大きな赤字を計上することになったのだろうか?!
大手のスポーツクラブの多くは、「会員ビジネス」「ハコモノビジネス」「場所貸しビジネス」で、入会すると会員は放置され、適当に運動してくださいというのが、基本なスタンスです。

会員同士の教え合いも禁止されているので、会員同士のコミュニケーションもほとんどありません。大手のジムでは挨拶すらないようなジムがほとんどです。

1980年代東京の中野ヘルスという伝説のジムがありましたが、挨拶するのは、当たり前、名前を憶えて声をかけるトレーナーが何人もいました。会員同士で教えあう、補助をする、補助をお願いすることも当たり前。マシンを占領するなんてこともなく、初心者も、上級者も一緒に同じマシンでトレーニングしていました。そこには、人と人との繋がり、コミュニケーションがありました。

今の、大手のフィットネスジムは、人と人との繋がりは薄く、一度辞めてしまえば、次に入会するのは新しくできた自宅近所のジム。ジムに対して、愛着なんて無いのです。

大手のジムの40%~60%が、幽霊会員と言われている。コロナ禍ではジムに愛着の無い幽霊会員のほとんどが退会したといわれているから、戻ってくるわけもない。

これからのスポーツジムは、幽霊会員を作らない、初心者をしっかりとサポートするサービス産業と認識したフィットネスジムにしていく必要がいあります。そのためには、「人材」と「教育」。超高齢化社会と超人口減少で人材不足の中で、「人材」を確保し「育成」体制を整えたたところが、今後のスポーツクラブ業界で勝ち抜くことができるでしょう。

大手でなくても、参入できるチャンスは、しばらく続くでしょう。
教育体制の整った、パチンコ業界は、スポーツジムを展開しても早く軌道に乗せるところが多いようです。

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